技術紹介

ポスメッシュは空間コンピューティングとAIのためのDePINである。

ポスメッシュは分散型機械認識ネットワークであり、共同空間コンピューティングプロトコルである。これによりデバイスは、物理的環境を共同で理解するため空間データと計算リソースを共有する事ができる。

それは、機械やAIが自身のいる空間を即座に、かつ共有の理解を得るために接続できる空間の外部感覚のようなものだ。

ポスメッシュSDKは、参加デバイスが事前に定義された空間データタイプとタスクを交換し、グローバルリソースディスカバリーサービスを通じて相互に接続することを可能にする。

ポスメッシュの各パーティシパントは、ディスカバリーサービスに各自の能力と容量を知らせる事で、ドメインクラスタに招待されたり、採用されたりすることができる。

ドメインクラスタは、分散ハッシュテーブル内のパーティシパントとその能力のリストであり、プライバシーを保持しながらコラボレーションを可能にする暗号化キーのペアのことである。ドメインクラスタのキーで暗号化された空間データの交換は、常に同じドメインクラスタ内のパーティシパント間で行われ、他のドメインクラスタやドメインクラスタ外のパーティシパントに流されることはない。

ドメインクラスタの目的は、三次元の環境を共同で認識、処理し、ドメインを作成することである。ドメインとは、共有された名前付き座標システムであり、対応する環境の空間セマンティック表現であり、ドメインクラスタが形成するためのユニークIDのことである。

ドメインはパーティションに分割され、3つの重要な情報層を含んでいる:セマンティック層、トポグラフィー層、レンダリング層である。訪問パーティシパントは、パーティションごとにこれらの層へのアクセス権を購入することができるが、ドメインオーナーや他のパーティシパントに観測や空間データを提供することで報酬を得ることもできる。

報酬は、他のパーティシパント、ドメイン、またはプロトコル自体のために行われた作業量に応じて、ポスメッシュの固有$AUKIトークンで支払われる。報酬を獲得したり、一部ドメインやドメインクラスタにアクセスするには、パーティシパントはオンチェーンに預けられたレピュテーションに支えられていなければならない。

作業を実行したり空間データを提供したりするには、パーティシパントはまずディスカバリーサービスにその能力を登録し、見知らぬ第三者とやりとりする際に良好な行動を保証する担保や保証金の役割をする、十分なレピュテーションを示さなければならない。

これはリソースや空間データの購入を希望する訪問パーティシパントも同様である。ディスカバリーサービスに十分なレピュテーションを登録しなければ、ドメインクラスタやドメインに参加することはできない。

サービスはクレジットを消費する。クレジットとはポスメッシュのサービスおよびデータに使用する、オフチェーンの譲渡不可能なプリペイド請求型の残高。クレジットはドル建てで、$AUKIトークンのデフレバーンによって生成される。需要パーティシパントのサービス価格の安定を確保すると同時に、供給パーティシパントの価格発見を維持する。

バーンはドル建てなので、$AUKIトークンの価格が低い場合、需要パーティシパントは同量のサービスに対しより多くのトークンをバーンしなければならない。しかし、サービスとデータのドル価格は安定する。

供給が需要を上回り、その結果トークン価格が下落する時、ドル建てバーンはデフレ率の上昇につながる。サービス価格はドル建てであるため、需要パーティシパントは同じサービスにより多くのトークンが必要となり、より多くのトークンをバーンすることになる。

預けられたレピュテーションのドル価値はトークンの価格と共に変化し、デフレが進む局面でのサービス提供にインセンティブを与える。これはネットワーク供給のバランスをとるのに役立つ。

コンポーネントのリスト:

ポスメッシュSDK

SDKの成長を続けるライブラリを使用して独自のカスタムアプリケーションやデバイスを作成し、ポスメッシュに接続することができる。アプリケーションとデバイスの接続はトークンをバーンする。

ディスカバリーサービス

ポスメッシュ・ディスカバリーサービスは、パーティシパントとアプリケーションがお互いを見つけ、ドメインクラスタを形成、参加できるようにするためのオーケストレーションを提供する。

ブロックチェーン

パーティシパントのレピュテーションと報酬は、スマートコントラクトと革新的なバーン・クレジット・ミント・エコノミーによって処理され、Baseブロックチェーンと連動する。

ドメインサービス

ドメインサービスは、物理的環境に関する永続的な空間セマンティックデータを処理、提供する。ドメインサービスプロバイダーは、レピュテーションを預け、訪問デバイスにデータを提供することで報酬を得る。

リレーサービス

分散型でハイパーローカルなポスメッシュは、共同空間コンピューティングとXRに低レイテンシネットワーキングリレーを提供する。リレープロバイダーは、レピュテーションを預け、他のパーティシパントにメッセージをルーティングすることで、報酬を得る。

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